双眼ルーペの作業距離(精密技術作業)


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距離・倍率・視度が可変〜新型双眼ルーペ!



作業内容と作業距離

顕微鏡やルーペなどでは対物レンズから対象物までを「作動距離」と呼びます。 しかし双眼ルーペでは作業の実距離をわかりやすくするため、私どもでは独自に、肉眼から対象物までを「作業距離」と表示をしてきました。 ルーペ作業においては、鮮明に見えるということはもちろん、工具の使用が可能、採光性がよい、肉体疲労が少ないなどが作業距離を判断する重要なポイントとなります。

工業・学術研究・工芸技巧などの精密技術分野では280mm〜380mmの作業距離が最適とされます。 これに対して立作業や熱、煙、飛沫、鋭利な器具を避けながらの作業には360mm以上の長い距離が要求されます。 距離可変式では用途(作業内容)、体格、視度などの条件に幅広く対応します。

★注意 → 立位作業では作業視野がどの高さにあるかを充分注意する必要があります。 高さのある台やかがみ込んでの作業では座位作業と大きく変わらない場合が在ります。 

座位作業  立位作業
双眼ルーペによる座位作業
双眼ルーペによる立位作業
座った姿勢での作業
推奨距離 約280〜380mm
立った姿勢での作業
推奨距離 360〜500mm

BMX-25/30
旧式固定ルーペ廃番

BMX-25 2.5倍

BMX-30 3.0倍

(固定)
BMX-35

2.5〜3.5倍
(可変)

BMX-45
旧式固定ルーペ廃番

(A) 4.0倍
(B) 5.0倍
(固定)
BMX-50

3.5〜5.5倍
(可変)

BMX-25
300〜360mm
(固定)
BMX-30
320〜380mm
(固定)
無段階可変
280〜400mm

(A)
400〜440mm
(B)
340〜380mm
(固定)
無段階可変
300〜500mm

上記の作業距離は肉眼から対象物までの概略値です。(個人の視度により変化します) 距離固定でも倍率や距離、視野の表示に幅があるのは、視度により変化するためと、被写界深度の範囲を含めているためです。 距離・倍率・視野は連動して変化します。 距離が短いほど倍率が高く、また視野が狭くなります。

距離固定式でも可変式と同様に、近視・遠視の方が裸眼(補正メガネなし)で使用可能と考えます。 ただし視度により作業距離が変化しますのでメガネ(近視鏡、遠視鏡など)の併用をご希望の場合は、標準付属のメタルフレームに補正レンズの注文装着を眼鏡店へご相談下さい。(BMS-30,BMH-25/30はメガネを併用できます。  


作業距離範囲の表示について

距離固定であっても作業距離や被写界深度(※注)が非常に幅広く表示されている場合があります。 下図は固定式の距離範囲を示したものです。 標準視度のピント位置から遠くに遠視老眼、近くに近視のピント位置があり、赤と紫の領域はそれぞれの被写界深度を表しています。 仮に近視の限界近点から遠視の限界遠点を範囲とすると非常に広いものとなります。 しかし実際には標準視度のピント位置を作業距離とし、その前後を被写界深度とすべきです。 また目視観察による被写界深度の計測では主観的な判断となり各社まちまちのあいまいな表示となります。 このため私どもでは2.0倍〜3.0倍でおおよそ100mm〜60mm程度としております。


(※注) 被写界深度 - ピント位置の前後付近でも鮮明像が得られる距離範囲

被写界深度と焦点深度を混同して表示している製品が多くあります。 観察対象物の前後でも鮮明に見える距離範囲は被写界深度です。 結像位置側では焦点深度とします。


被写界深度は低倍率ほど深くなり、ピントの合う前後距離範囲が広くなります。 この種のルーペでは充分な深度があり多少の距離の変化には対応しますのであまり重大に考える必要はありません。





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(双眼ルーペの作業距離

発売元 産業光学器組合(オプタス)