| コーティング |
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保護膜(ハードコート)、増透膜(反射防止膜)などがあります。1枚で2面を持つ単レンズを光が通過
(入射・出射)するとき、各面で約4%ずつの光量を反射により失います。多くの光学レンズを使用する複雑な光学系では何十パーセントもの光量を損失することになり像が暗く不鮮明となります。
そこで弗化マグネシウムなどの薄膜を真空蒸着して光の反射を防止し透光率を高めます。マルチコートはこれを十数度も多層処理したものです。 |
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| 光とは |
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光は電波やX線などと同じ電磁波の一部です。電磁波はその波長が百キロ以上の長いものから1ミクロンよりはるかに短い極小のものまであります。可視光線と呼ばれる人間の眼に感じる(見える)波長はその中のわずかな域帯です。(波長についてはスペクトルの説明を参照。)
―――電波―――赤外線―可視光線―紫外線――X線――
(長波/中波/短波/マイクロ波) (赤)―(紫) (放射線)XXX |
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| 屈折率 |
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光がある媒質から(光学)性質のことなる媒質に入射するとき境界面でその進路が曲がること。1気圧20度Cの大気を約1とすると光学ガラスの屈折率は約1.50
-1.80、この屈折率が高いほど高倍率と言えます。ダイヤモンドは 2.40、水は
1.33で温度によっても異なります。 |
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| スペクトル |
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プリズムに入射した光(白色光)が出射して波長順に赤から紫まで帯状に分色されます。これをスペクトルと呼びます。可視光線の限界波長域は360ナノメーター(紫)から830ナノメーター(赤)で、波長により屈折率が異なることを示しています。 |
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| 光の3原色 |
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私たちが見ている自然の光(太陽光)を白色光といい、分散スペクトルで7色の帯が観察されます。赤(約700ナノ)、緑(約540ナノ)、青(約430ナノ)の3色を平均に混合するとこの白色光が得られ、またその混合比の変化ですべての色光が得られます。これを光の3原色といいます。
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| 収 差 |
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レンズを通過した光が1点に集光しない、像が歪む、周辺部がボケる(平面が平面に結像しない)、色が変わる、像が不鮮明などを光学理論で「収差」と呼びます。「球面収差」「湾曲収差」「歪曲収差」「非点収差」「コマ収差」「色収差」その他があり、これを補正するために最新の光学技術が駆使されています。非球面レンズは「球面収差」「コマ収差」を減少させ集光用途に高性能を発揮します。その一方「湾曲収差」や「色収差」が補正されないため像の歪みや不鮮明さが残り観察用途にはなお問題点が残るとの意見があります。 |
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アクロマート
レンズ |
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光学特性(屈折率と分散率)の異なる硝種の凹凸レンズを貼り合わせて赤と青を色消しした収差補正レンズ。前項で説明した波長による結像(焦点)位置のずれを補正するためのレンズでクラウン材凸型とフリント材凹型から成る。
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アポクロマート
レンズ |
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上記アクロマートレンズは2色を色消しし鮮明像を得ますが、なお充分ではありません。低分散性ガラスなどを用いて3波長を色消しし、より残存色収差を小さくした複合レンズを言います。 |
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| EDレンズ |
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高屈折率・高アッベ数(低分散)の硝材を使用した光学系の総称で色のにじみが少なく極めて鮮明な結像を得ます。カメラの望遠レンズや高級双眼鏡などに使用されています。
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焦点深度
被写界深度 |
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被観察物が鮮明に見える光軸方向の距離範囲。設定されたピント(焦点)距離の前後で像(写真画像)が鮮明に観察(写し込める)距離範囲。深度が深い(範囲が広い)ほど観察物に高低差があっても(凹部凸部のどちらも)鮮明に観察(撮影)できる、またはピント設定されている被検(写)体の前後距離でも鮮明に観察(写し込み)できる。一般に倍率が低いほど深度が深く、高倍率ほど浅くなるため慎重なピント調整が必要です。
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